海外での移動・移乗技術研修
北欧の移動・移乗技術と初めて出合ったのは、2000年の9月のことでした。そこで出合った介護技術は、まさに「目からうろこが落ちる」と言った表現がぴったりする内容のものでした。そのときの講師は、デンマークで移動・移乗技術の普及活動に当たっている理学療法士とコーディネーターの和子・マイヤー氏でした。
その後和子・マイヤー氏のコーディネイトで、2002年と2003年の2回デンマークを訪問し、理学療法士の方から技術を学ぶ機会を得ました。デンマークでは、看護・介護現場の「持ち上げない移動・移乗技術」を普及・定着するために、理学療法士などの専門職が、各職場を訪問し研修を実施していました。