“持ち上げない移動・移乗技術”
移動・移乗技術研究会のウェブイサイトは、P.H.L.(ペヤ・ハルヴォール・ルンデ)が提唱する「北欧の持ち上げない移動・移乗技術」について、これまでの実践及び研究の成果を中心に報告しています。
詳しい報告は、移動・移乗技術研究会のPC版ウェブイサイトをご覧ください。
移動・移乗技術研究会の趣旨と目的
介護・看護労働は、他職種に比較すると腰痛発生率が高く、介護従事者の7~8割に腰痛歴があるといわれています。
この対策として日本では、福祉用具を活用すること、適切な作業姿勢を保つこと、複数の介護者で行うことなどを推奨してきました。
しかし、人間が人間を持ち上げることを禁止するといった明確な思想や、その思想を生かす具体的な技術を示してはおりませんでした。
しかし、労働災害としての腰痛が介護・看護作業の場で多発していることから、国は2013年5月に、19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」を改定し、「福祉用具の積極的な活用、作業姿勢や動作についての見直し、原則として人力による抱き上げを行わせないこと」等の腰痛予防の取り組みを公表しました。
北欧諸国ではすでにこの問題に対して、国をあげて取り組みがなされており、Per HalvorLunde(ペヤ・ハルヴォール・ルンデ、以下P.H.L.と略す)システムと呼ばれる、介護者の腰痛を予防し、利用者の自立を促す『持ち上げない移動・移乗技術』が普及しています。
移動・移乗技術研究会では、2003年からP.H.L.の技術の有効性を検証し、技術の普及を目的にした活動を行っています。
<2006年10月 セミナーにおけるルンデ氏>
DVD刊行のお知らせ
わかりやすい実技本のお知らせ
移動・移乗技術研究会 新着情報
移動・移乗技術研究会メンバー
移動・移乗技術研究会は、以下のメンバーで構成されています。(50音順)
浅井 美千代 | 千葉県立保健医療大学 |
小櫃 芳江 | 聖徳大学 |
川元 克秀 | 埼玉大学 |
関根 良子 | ふっとけあサロン歩行(ふゆき)代表 |
冨田川 智志 | 滋賀医科大学 |
中山 幸代 | 元 田園調布学園大学 (移動・移乗技術研究会 代表) |
西方 規恵 | 白梅学園大学 |
堀田 美鈴 | 元 福祉法人かがやき会 |
増田いづみ | 田園調布学園大学 |